痔の治療>内痔核

内痔核(いぼ痔)

当院ではH18年からALTA治療(ジオンによる硬化療法)を導入して以来、内痔核の治療は切除から注射治療(ジオンによる硬化療法)に変わってきています。年間200例弱にジオンによる硬化療法を行っています。その内、切除を伴うものは約30例です。外来治療として行っています。

ジオンによる硬化療法

手術:

手術時間15分前後。麻酔なしか、局所麻酔でおこないます。注射は内痔核に行い、1回の手術ですべての内痔核を治療します。

手術後:

約1時間休んでから帰宅していただきます。痛みはあまりなく、痛み止めを使われる方は5人に1人ぐらいです。車の運転は可能です。術後1週間は禁酒をしていただきますが、手術当日から日常生活はほぼ普通どおりにできます。手術翌日は自宅療養が理想です。

再発:

手術前から便通の改善を図り、術後トラブルが起きないように予防します。便通が良ければ再発は殆どありません。便通が悪ければ、いずれ再発します。

 ゴム輪結紮術(たるんだ粘膜を小さいゴム輪でしばる)、皮垂切除(皮膚のたるみを切除)を併せて行うこともあります。
 痔核根治術を1~2か所併せて行うこともあります。